愛されることの奇跡、愛することの軌跡
*健吾の結婚?
それからと言うもの、私は"橋本先生"の生徒に徹し、健吾も私を"ひとりの生徒"として見てくれていた。


私の勉強もそうだけど、健吾も忙しいらしく、なかなか二人で会う機会を作ることができなかった。


学級委員としてあの準備室にも行くけど、先生としての立場を崩すことはしなかった。


私も、寂しさを押し殺し、勉強で忘れようとした。


でも忘れては…ないな。


勉強の集中が切れると思い出すのは健吾の顔。


でも、今は、耐えなくちゃ。
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