愛されることの奇跡、愛することの軌跡
『だったら何で、あんな学級委員の決め方をしたの?』

この場での美郷はかなり強気。
だってテッちゃんが味方に間違いなくついてくれるから。

『そうそう。聞いたぞ。自薦で手を挙げた大森を無視して玲奈っちにしたって』

肉を焼きながらテッちゃんも乗っかる。

『まぁ、ユウコちゃんは玲奈が先生と仲良くすると、きっと面白くないだろうけどね』
『え、そんな女の戦いがあるの?』
『今回のことに限った話じゃないよ。成績とか、持ってる物とか、全部"私が一番よ"みたいな感じ。プライドはエベレスト並み』

私もユウコちゃんのことはある程度知ってはいたけど、美郷の人間観察力とか洞察力はすごい。

『学年末テストで玲奈を抜いて1位になったもんだから、調子に乗ってるのよ』
『美郷!』

テッちゃんが止めに入ったけど、美郷の話は止まらない。
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