Dark Moon&Star 完結
そして健吾はバイクに跨ると、後ろに乗るようにあたしに促した。


あたし達の後を追って、暁夜たちがすぐそこまで来ている。


、、、あたしは、どうすればいいの?


「雫月ちゃんが落ちて行く時、俺が傍にいる。、、、それが今なのか、わからねぇけど」


、、、合ってるよ。


今、あたしは、、、、


深い深い渦の中に、突き落と、、、


、、、違う。


あたしは深い深い渦の中に、舞い戻ったんだ。


「だけど、そんな顔をしてる雫月ちゃんを俺はほっとけねぇ。だから、乗って」


その言葉に、、、


あたしは泣きそうな気持ちになった。

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