きっと、君が。
一章

▽隣の君

手を繋いで歩く親子。


肩車をしてもらっている子供。


それを温かく見守る父と母。


なんてー…残酷で美しいんだろう。


当の本人たちは、その幸せに気付かない。


気付いてるのかもしれないけれど、当たり前になってるのかな。


「なんて、羨ましい事だろう。」


「なんか言った?」


「なんでもない。」
< 1 / 98 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop