きっと、君が。
「さっき起きた。一人で百面相してるから面白くって見てた。」


「性格悪っ‼︎」


「知ってる。」


最悪…。


顔に出てたのか。


「じゃあ、私帰るから離して。」


「んー。」


そう唸ったかと思うと、手に力を込めて引き寄せられた。


「ちょ、帰るんだってば。」


「もう少しいて。寒い。」


「嘘つかないで‼︎寒くないよ。」


なにをしても無駄だと思い諦めた。


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