偽装アイ。




あまりの声の大きさに悠太はビックリしていた



「結愛…」



「私が好きなのは悠太だよ?!
だから付き合ってるのに…なんでそんなこというの?」



私は止まらなかった



「私がもし小林くんのこと好きなら別れるの?
引き止めてくれないの?
…そんなの寂しいよ」



最後には涙が出てうまくいえなかった



いっきにまくしたてた私に悠太は傷ついたような顔をしていた



そして何もいわず抱きしめた



「…ごめん、俺動揺してて
結愛には幸せになって欲しいからだから別れた方がいいと思って」



悠太は多分不器用なんだと思う



でも他人の幸せを1番に考えてる優しい人



「俺は結愛のこと大好きだよ
だから、他の男と話してるのに妬いてたのかもしれない」



「ううん、私もあの時悠太に気づかなくて…ごめんね」



私は悠太の背に腕を回した



それからは私たちは初めてキスをした



初めてのキスは少ししょっぱくて



でもとても幸せだと思った







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