偽装アイ。




私は家を出る準備をしながら颯太と初めて話したあの屋上のことを思い出していたーー。



屋上に行ったのはたしか、クラスメイトが話しているのを聞いてしまったから



あの頃の私のことを知っている人がいることに驚いて…



とにかく誰もいないところに行きたくて…



走って走って…



やっとたどり着いた屋上。



そこには制服を気崩した颯太がいて…





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