大嫌いなアンタに惚れるなんて ありえない





こんな話声が聞こえる。

最初は聞き間違えだと思ってたけど、
直哉くんの姿が見えたから、もう言い訳はできない。


でも、直哉くんたちは気づいてないみたいで、話を続ける。


『お前、まさか体目的?(笑)』


『まあな。
しかも、あいつといたら、俺の価値上がるし。』


『はははっ。
新垣も利用されてんなぁ。』


……最低。

今までの
“好き”とか“愛してる”は偽りの言葉だったんだ。
< 46 / 178 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop