大嫌いなアンタに惚れるなんて ありえない





私はその場から静かに立ち去ろうとした。

けれど、近くにいた子とぶつかっちゃって、直哉くんたちにばれてしまった。


私はぶつかった子に謝って走り去る。

後ろからは


『茉梨っ!!』


って呼ぶ直哉くんの声が聞こえたけど、無視して走り続けた。


気づけば屋上。


涙が溢れてくる。

でも、それを我慢して、私はその日の授業を受けた。
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