大嫌いなアンタに惚れるなんて ありえない





先輩は屋上を出ていった。

すると、貯水タンクの上から、誰か降りてきた。


「お前、告白されてたな。(笑)」


「に…西科。」


「モテるな。お前も。」


「どうせ、顔がいいからでしょ。
そういうのほんとキライ。」


ま、雪ちゃんには、顔も負けるけど。


「フッ、自分で顔いいとか言ってるし。」


「………仕方…ないじゃん。
私、顔と体……だけなんだから。」


「あ……ごめん。新垣。」


「別に…い…い。」


「まじで、ごめん。」


そういって、抱き締められる。
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