君の居場所


とりあえず刀を探すのはやめよう。

だが、何故?

どうして彼らは、僕を追いかけたんだ?

僕は彼らに優しくした事なんて無い。

助けるような事はしたが。

それは、

僕の目の前で居なくなるのが嫌だったからだ。

それだけなのに。

なのに、何故必死になって僕を探す?

必要とする?

それは僕が強いから?

助けてくれるから?

利用・・・しやすいから?

フッと、自嘲気味に笑うと。

抱きしめられた。



「お前は何をそんなに抱えてる?

仲間を信じてるんだろ?

お前の仲間はいい奴だ―――・・・。」







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