私と、はると、さくら。
…わ、笑わないのかな。
こんなへんてこな願い事…。
笑われないかな…
手に汗を握り締め、
ぎゅっと目を瞑り、下を向く。
「承りました」
「…へ…?ホント…??」
私はぱっと顔を上げて
妖精さんを見た。
彼女がそんな私を見て
柔らかく微笑んで頷いたから
私は妙になぜか安心した。
「目覚めし時、
なんじの夢は叶えられるでしょう…」
ふわっと淡い光と共に
風が私の頬をかすめた。
「魔法を解きたいときは
再度、私をお呼びください…」
そういって彼女はすっと
手を上げる。
その瞬間、私は一気に
眠気に襲われ、
意識がだんだんと薄れていった。
夢の中で妖精さんが何かを言っていた
ような気がするけれど、
私にその言葉が届くことはなかった。