空の誓い、海との約束
「何よ、ダグラスにしてもリフにしても、二言目には身分だ立場だって。関係ないじゃない、同じ人間でしょう」
「以前、御父君にも同じ御言葉を頂きました。姫はきっと良き王になられますね」
さらりと笑顔で話を逸らしたリフに余計腹が立った。私は膨れてそっぽを向いた。
「いいわ。それなら明日から毎日、朝から晩まで外に行くから。そしたらリフは嫌でも私をエマって呼ばなきゃいけなくなるものね」
「ほどほどにして頂かないと、私がダグラス様に首を刎ねられます」
リフは困ったように笑う。その反応に、はなから相手にされていない気がして悔しくなった。
「嫌なら名前で呼んでよ。家の中でも敬語を使わないで、普通に私と話して」
「それは出来ません」
「どうして? どうして出来ないの? 外では普通に話してるくせに。ずるい、ずるいよリフ」
我ながら筋の通らない我侭だと思った。それでも止められなかった。
駄々をこね続ける私に、リフの声音が変わった。
「姫。御自分の立場をお忘れですか」
滅多に見た事の無い厳しい眼。
突き放されたような気がして悲しくなった。目元が熱くなり、涙が溢れそうになる。
「以前、御父君にも同じ御言葉を頂きました。姫はきっと良き王になられますね」
さらりと笑顔で話を逸らしたリフに余計腹が立った。私は膨れてそっぽを向いた。
「いいわ。それなら明日から毎日、朝から晩まで外に行くから。そしたらリフは嫌でも私をエマって呼ばなきゃいけなくなるものね」
「ほどほどにして頂かないと、私がダグラス様に首を刎ねられます」
リフは困ったように笑う。その反応に、はなから相手にされていない気がして悔しくなった。
「嫌なら名前で呼んでよ。家の中でも敬語を使わないで、普通に私と話して」
「それは出来ません」
「どうして? どうして出来ないの? 外では普通に話してるくせに。ずるい、ずるいよリフ」
我ながら筋の通らない我侭だと思った。それでも止められなかった。
駄々をこね続ける私に、リフの声音が変わった。
「姫。御自分の立場をお忘れですか」
滅多に見た事の無い厳しい眼。
突き放されたような気がして悲しくなった。目元が熱くなり、涙が溢れそうになる。