ー 遥彼方 ー 新選組と共に……



   土方「待て」

  遥「はい?」

  土方「何かあるんだな?」

  遥「切腹はさせません。お金は届きます」

  土方「ふっ!史実だな? でも、お前、この前どうなるか分からないと言っただろ!」

  遥「切腹は恐いので、エイチケーで逝かせて頂きます」

  土方「本当に来るんだよな……?」

  遥「歴史が変わってれば…私は死ぬ

    歴史通りなら私は…生きれる」

  土方「っっっ!!! お前……」

  遥「賭けに出てみました」ニコッ!

  土方「そんなっっっ!!!」

  遥「私は……彼を信じたい。それだけ」


    ーーーーーーーーーーーーーー


  一月後。しっかりお金は戻り、大量の米も届いた……

  土方「救われたな……」

   遥「はい。お米は計算外でしたが」

  土方「ふっ!河合の実家は米問屋だそうだ」

   遥「へぇ~……あ。お礼言ってくるね」

   
    ……………………………………

   
   遥「河合……いる?」

        スッ!

   河合「ありがとう御座いました」

   遥「入って良い?」

   河合「ど!どうぞ!」

   遥「泣いてた?目が赤い……」

   河合「正直に申しますと、焦りを感じておりました故…届いて安心しました」

   遥「ありがとう」頭を下げる遥

   河合「頭をあげて下さい!」

   遥「私の命返してくれてありがとう」

   河合「っっっ!!! はるさんが私の命を助けて……」

   遥「私は河合を信じてた。それだけ」

   河合「ありがとうございます!!!」

   遥「死を迫られるって…不安じゃない?やってないのに、誰も信じてくれなくて……心細かったでしょ?」ナデナデ

     ポロポロポロポロポロ 

   河合「有り難き幸せ」

   遥「私も屯所移転の時、凄く辛くて悲しくて……逃げ出したかった。怖くて夜も眠れないし…ご飯も食べれなかった。

   でも、いつも私の周りには助けてくれる人がいた。 一人でも味方がいるって心強いでしょ? あの苦しかった時、あなたは私を助けてくれた。。。 ありがとうございます!」

   河合「はるさん!!!」

  遥「あと一つ。あの時、私は桂さんに女だと言いました。 でも、あなたは誰にも言わなかった。それも感謝しております」ペコリ

   河合「頭をあげて下さい!!!」

   遥「さん付けは、隊士達との間に壁が生まれます。止めて下さい。

    私は組長でも、一人の人間として新選組の人達と関わっていたいんです。

 なので、河合さんも普通に接して下さい

   お邪魔しました。 失礼します」



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