2番目に好きな人との結婚


俺の服のすそを つまんでただけの澪の手が 伸びて…俺の腰に 回った…


「これは 洸太が 優しいから…暖かいからだから。洸太のせいだから…ひとりにしないで。…うん。ゆっくりね…洸太、ありがとう。…ありがとう…」


俺にしがみつき 泣く澪を…やっぱり守りたい。心から 幸せにしたいと 思った。


…たぶん 俺も 強くなったんだな。

今までは…強がってた だけだ。

俺も…ありのままでいるよ。

それでも…そばにいてくれるだろ?澪



だって 確かに感じるんだ…

俺への愛も…

< 312 / 330 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop