運命のように君を愛してる~先生との赤い糸~
【優姫】
夜。
【仁田陸:今から浜辺で会えない?
そろそろ、『答え』を聞かせて】
ベッドに入ろうとした時。そうメールが来た。
「どうしたの?優姫」
固まる私の後ろから、樹里もメールを見て目を見開く。
「…ねぇ、優姫。そろそろ『答え』を伝えたら?」
…そう、樹里の言う通りだ。
ずっと、ここのままっていうわけにはいかない。
どう考えても自分の『答え』変わる事はないのだから…。
「行って来るよ、樹里」
「…ついて行こうか?」
「うんうん、大丈夫。先に寝ててもいいよ」
「わかった、なにかあったら電話してね」
そう言って、部屋を出た。
浜辺。
私が着くと、陸は体操座りで浜辺に座っていた。
「陸」
「優姫」
それ以上、なにも言わずに私も隣に座る。
―――ザーザーザー。
どれくらいの時間が経っただろうか。
聞こえるのは、静かな波の音と夜の潮風。
「…俺さ」
陸が静かに口を開いた。