付き合う→結婚

「………えっ？」

「ごめん……。
私と圭太が仲直りをする事を願ってくれてたのに…。
でもね。私と圭太はちゃんと話し合って、恋人じゃなくて、友達で居ようって決めたんだ。だから…」

「クソ真面目の事……そんなに好きなの？」

「好き。
男として、好きなの」

「男として好きじゃなくても…一緒には居られるじゃん……」

静がつぶやく。

「静？」

静が何か言ってたみたいだけど、聞こえなかった。

「結婚するって言われたから、クソ真面目の方が良いと思ったの？」

「違うよ。私は……」

「私は認めないから…」

「静……」

静は私を置いて一人で物置小屋から出て行った。