A&Z
第1章 後
「柏木 晃太です。」続けて僕が「あなたの名前は何ですか?」すると彼女が「豊田 朱美です。」と言った。
何だか聞いたことのある名前だ。
「豊田さんは英語得意なの?」と僕は聞いた。すると彼女は「一番苦手な科目で期末テストの時なんか赤点で…。」と言った。「他の科目はどうなの?」と聞いてみた。すると彼女が「他の科目は30~40点です。」僕は嘘だろ…と思った。僕とほぼ正反対だ…。
「英語を私に教えてくれませんか…」と彼女が言った。僕は「良いけど…僕に英語以外の勉強を教えてくれない?」と聞いてみた。彼女は笑顔で「いいよ!!」と答えてくれた。嬉しかった。今まで教えて貰ったことが無いからだ。今までは仲の良い女友達何かいなかったからだ。
僕は突っかかっていた事を聞いてみた。
「何中ですか?」すると彼女が答えた。
「万江中学校です」「晃太くんは?」と続けて質問した。「僕も万江中学校です」こうやって話していると彼女が言った。
「タメ口にしません?」と。だから僕は「うん…そうだね!!」と言った。いつしか二人は名前も下の名前で呼ぶようになっていた。
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