天才極甘党系男子



「まぁ、来てよ!」


そう言われてわたしたちは咲和たちの家に向かった。


「あ、紹介が遅れたね。
この人はわたしの旦那の心平(しんぺい)」


「よろしくおねがいします」


「うん、よろしく」


「わたしは」


「知ってる。澄乃ちゃんでしょ?」


「はい!」


なんだか、凛とした声はゆっくりと心を満たしていくみたいに優しさが入っているようだった。


「咲和、いい人と結婚したね」


「何よ急に」


「早く颯佑に会わせたいな」


あ、知ってるんだっけ。


「あれ?言ってなかったっけ?あたしたち幼なじみなの」


「え?」



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