二重人格の彼
「先輩?」


先輩の家に着くなりベットに押し倒された。


「悪い、好きすぎて抑えきれねぇんだわ」


多分この言葉は麻実さんに向けられて言った言葉。


あたしになんか言うはずがない。


「抱かせろ」


彼はそう甘く囁いた。


あたしは、頷いた。


きっと麻実さんも頷くと思ったから。


あたしは今日、先輩に抱かれた。


イケナイことはわかってる。


けどあたしは麻実さんの''代わり''だから。


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