恋の授業。
あれっ?森川君、まだか…
って当たり前か。
10分前に着くように来たんだから
森川君がまだ来てないのは当たり前だ。
最近ホクロメガネと待ち合わせをすることが多かったからか、自分が先に着くことに少し違和感を感じてしまった。
ホクロメガネは夜だから、ワタシより早くに来るんだよね…
ふと、待ち合わせ場所でホクロメガネの事を考えている自分に気付いて呆れる。
「お待たせ!」
少し離れたところから小走りで来る森川君を見つけた瞬間、ホクロメガネはパッと吹っ飛んでいった。
………!
ふぅわぁぁ~!
もう、鼻血が出そうなくらいかっこいいんですけどっ…!
見とれているのがバレないように、全然!と言えば
「やっぱりかわいいねっ」
と言ってニコッと笑ってくれる。
それすらキラーンと見えるワタシは
恋は盲目状態なんだろうか。