恋の授業。
はぁ〜
夏休みだっていうのに暇だ…。
休みに入ってからすでに10日経ったらしいけど、ワタシは毎日ゴロゴロして1日が終わる。
時々は撮影があるけどしょっちゅう呼ばれるほどではない。
綾子もマリもそれなりに忙しいみたいだし、森川君も、今まで部活に力を入れて来た分、受験に向けて本腰を入れている。
どはぁ〜
ホクロメガネ夏休みないのかな…
無意識にそんな事を考えた自分に気付いてハッとする。
いくらなんでもそれはない…!
ホクロメガネと遊ぶなんて!
バカだワタシ…
こんな事考えるなんて。
森川君に対する罪悪感が爆発しそうだ。
…そう言えば、ホクロメガネに思ったこと言えるようにとか言われたなー。
罪悪感という感情で前に言われたことを思い出したけど、受験生にわがままは言えない。
やっぱりここは、ワタシの我慢だ。
それでもなんとなく、もやもやしてしまう。