恋の授業。



ケタケタと笑いながらホクロメガネの肩を連打でパンチしてみれば、ホクロメガネもクスクスと笑っている。



今ホクロメガネも絶対に楽しんでる!
そう思うと益々テンションが上がって楽しさに拍車がかかった。



「あー、なんか笑ったらスッキリっ」



「また何か悩みでもあるんですか?」



またって……



「別にこれと言ってないもん。森川君は勉強が忙しいから出かけたりはできないけど、会いに来てくれるし!」



折角楽しい気分なのに、心のもやもやを話して落ち込むのは嫌だった。



「ホクロメガネさんは彼女とかいないのっ?!」



なるべく森川君の話にならないように必死でいろんなことを話すと、ホクロメガネもウンウンと聞いてくれた。


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