恋の授業。




森川君にされるがまま
全てを受け入れる。



「うっ…ふぅ……」



潤いきれなかったそこは少しの痛みを伴った。
それでもワタシはこの瞬間、森川君でいっぱいだった。



「あぁ……大丈夫?」



余裕のなさそうな声で、森川君の気持ちが伝わってくる。


それでもワタシを気遣って、中に入った後も動かずにワタシをギューっとしてくれた。



ゆっくり…

ゆっくり……


森川君が動き始めれば、微かに引きつる痛みよりも、その動きに夢中にさせられる…



「くー…ちゃん…」



途中で呼ばれる名前に耳がくすぐったい。
森川君の腕につかまって、真上にある顔を眺めるワタシの顔は、溶けきっているんだろう。



「もう……」



切羽詰まった声に
うんうんと何度も頷いたあと…


森川君の力はゆっくりと抜けていった。


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