恋の授業。
今までとは違う車両で、いつも聴いていた音楽はイヤフォンごとカバンの中。
壁側に立っているワタシの前には森川君がいる。
夏休みが終わったら、勉強のために会う回数を減らそうと2人で決めて、その代わりに登校は一緒に、となった。
正直言えばワタシは恥ずかしかったけど、そうしないと毎日会えないと言われてそうすることにした。
ほんの2ヶ月前はドキドキ大変だったのに、慣れたもんだなぁ…
電車の中で森川君との距離が近くても緊張しないのは、夏休み中に会った時の濃さのせいだと思う。
あの日エッチをしてからスキンシップやキスは毎日になったし、最後まですることも何回かあった。
自分が変化したように森川君も変化してるのかな、なんて考えてるうちに学校に着いていた。
「おっはよー!」
明るい声と同時に抱きついて来たのはマリだ。
「ひさしぶりぃー!」
落ち着いた声は綾子だ。
2人を見ておはようと言うと
「な、に…その顔…」
「うわぁ……」
2人同時に絶句している。