恋の授業。
何って…なに?
ポカンとしたままかろうじて首を傾けると綾子が肩をつかんで、どうしちゃったのよぉ?と揺すってくる。
「エ?ナニ?」
今度は綾子とマリがポカンとしている。
…なんだ?
「ちょっと…今日、帰りいつものカフェね?」
急に何なんだと思って聞いていれば、マリも大きく頷いている。
「森川っ!」
近くで靴を履き替えていた森川君もマリに大声で呼ばれている。
「今日くーはもらうから、あたしたちのだから!」
一方的に言って、マリと綾子は先に行ってしまった。
「なんだあれ?」
ボソッとこぼした森川君とアハハと笑いながら教室に向かう。