恋の授業。


咄嗟の行動をとった後、ワンテンポ遅れて気付いた…


なんと恥ずかしい体制なんだろう……



電車のドアに壁ドンされている状態で、ワタシは相手の胸に手を当てる……



やっちゃったよやっちゃったよ
こんなつもりじゃなかったんだよー!



頭の中でグルグル言い訳していても伝わるはずがない。



「……ごめん…」



突然耳元で呟かれた言葉は、誰にでもわかるくらいに沈んでいた。



あぁきっと、拒絶したと思われたんだ…………



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