おまけ

｢お姉ちゃん！！｣


｢…っ！あ、愛菜！！帰ってきたの？｣


｢うん、ただいま。｣


｢おかえり。｣




顔は笑ってるつもりなのかな。

あたしは泣きそうにしかみえない。









｢どうかした？何かあったの？｣


｢なんでもないよ。｣



ぢゃあ、なんで。

なんで、そんな泣きそうなの。


｢顔が笑えてないよ。｣


｢っ！！？｣


｢らしくないよ、お姉ちゃん。｣



あたしは、お姉ちゃんの妹だよ。

なにがあっても、

あたしを助けてくれたお姉ちゃんの変化に、

あたしが、気づかない訳がない。


｢………｣


｢お姉ちゃん。

泣きたいなら泣けばいいよ。

あたししか、見てないから。

強がりなんて無駄だよ。

あたしにはバレてる。

それなら、

思いっきり泣いてすっきりしよ？｣