彼の音色に恋をして
「私はもう、敦先輩の物ですよ?」






「えっ!」







敦先輩は私の方を見た








「私はもう敦先輩の物…ですって」








自分で言って、恥ずかしくなり、私はそっぽを向いた







「沙耶…」








敦先輩は、私の前に座って、私の頬に手を添えた








「大切にさせてもらうよ」









敦先輩は、ふっとわらって、私の唇に自分の唇を重ねた
















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