ギャップ彼女 1



『それじゃぁ、翔さん。もう一回勝負しよ?』

「いいよ。俺に勝てるかな?」

『今度こそ~!!』



翔と再び線香花火の勝負をしようと火をつけたのだが…




「リーンちゃん」

『うわっ』



今度こそ勝つつもりだったのに、後ろから急に抱きついてきた隼人に驚いて、線香花火が落ちてしまったんだ。


「俺もリンちゃんと2人っきりで花火したいな」


『……っ!!』



耳元での隼人の甘い囁き声に、思わず固まってしまった。そのボイスは、反則だよ…




「リンから離れろ~!!」



そんな時、伊吹が走って近づいてきた。



「隼人、今すぐリンから離れろ」

「えーやだね」

『……っ!!』




伊吹が持ってきたのは、なんとねずみ花火で…
伊吹くん…それ…どうするつもり?




「離れないと、火つけるぞ~」と火をチラつかせていたのだが、「やべっ、火ついちゃった」とその場にポロリと落としてしまう伊吹。




ゲッ




『ねずみ~っ!いや~~~っ!!』



危険を感じ、一目散に逃げた。






こんな騒がしく花火をしたのは初めての事だったが、本当に楽しくて…





また、みんなでできたらいいな…
そう思った。
< 396 / 426 >

この作品をシェア

pagetop