千日紅~永遠のキズナ~
康樹の車で、一緒に高校の門を潜る。


「高校、、、行かないとダメ?」


学校に着いても、康樹に訪ねる。


「あぁ」


康樹は、そんなあたしのことを気にも止めず、勝手に車を降りる。


そんな康樹の背中に、心の中で文句を言い、あたしは仕方なく後を付いて行った。


この学校は康樹の母校なこともあり、慣れたように校内へと入って行く。


そして、「理事長室」と書かれた部屋にノックもせず、ドアを開けた。


普通、ノックしてからドア開けるでしょ。


康樹に、普通なんてモノは通用しない、か。


理事長室に入ると、机の上で突っ伏して寝ている男。


いくら1人だからって、仕事中に寝て居て良いのだろうか?

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