千日紅~永遠のキズナ~
青髪の男があたしの前にやってくる。


「どうやって、あさひに取り入った」


今にも殴りかかってきそうな雰囲気。


あたしは青髪の男を見る。


「達矢、珠愛に謝りなさいよ。珠愛はそんな子じゃない。雅樹も、何とか言ってよ」


あさひが、雅樹に助けを求める。


「いや、そんなこと言われても、俺そいつ知らないし」


ソファに寝転んでいる、雅樹が言う。


雅樹はあたしの名前を知らない。


あそこで生きてたあたしの名前は「エンドウ」だった。


あたしの名前を知ってるのは、蓮とあさひくらいだったし。

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