トレモロホリディ
そうやってもう、一年以上の月日が流れたよ。


業界関係の人の来店は、確かにあるにはあるけど、めぐるの情報は何ひとつ掴めていない。


もうずっと音信不通だしね。


だからね、本当はもう半分諦めてるんだ。


自分の夢のために距離を置きたいって、彼女にはそう言われたけど。


本当は俺と別れる口実だったのかなって。


俺は彼女に付いて東京に来ただけだから、特に夢があるわけでもないし。


そんな俺が本当は重荷だったのかもしれない。



俺は、振られたんだなって。



この頃は、そう思い始めてるんだ…。

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