トレモロホリディ
思わずギュッと目を閉じた。


あぁ…。


聞きたくなかった…。


湊君は、


めぐるちゃんに会いたいって言われたんだ。


そう。


そうなんだ…。


ーということは。


めぐるちゃんは。


めぐるちゃんの気持ちは、まだ…。


「お前が突然いなくなって。


俺が平気だったとでも思うのか?


どれだけ苦しんだかわかるのか?


電話も通じない。


居場所もわからない。


それを、ただ黙って待ってろって?


笑わせるなよ。


俺なら待つって思ってた?


俺なら浮気もせずに、お前だけ思ってるって?


俺だって心があるんだよ!


傷ついたら痛いんだよ!


もうとっくに忘れられたと思ってたよ!


それなのに、今さら会いたいって何だよ!


もう遅いんだよ。



遅すぎるよ…」

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