トレモロホリディ
俺の足にまとわりついていたのは、


毛並みの綺麗な茶虎の猫。


「ミャ~~~」


やけに甘えた声で、俺にスリスリと擦り寄ってくる。


「すごいね…。

やっぱり覚えてるんだね」


「へ?」


何を覚えてるって?


「死にそうになっていたところを、助けてくれた恩人だもんね。

猫だって、それは忘れないんだね」


ん?


「ね、ねぇ美菜ちゃん。

コイツってもしかして……」


「うん…。


湊君が以前飼ってた猫だよ」



えっ?



えーーーーー???

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