星に願いを・・・
☆第一章☆
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人は、

いつだってそう。

病気の人に、

見向きもしないで

去っていく。

私達は、

悪いことなんて

してないのに。

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眩しい朝日がさしこむ。

看護師さんが、朝ごはんを持ってきて、

「おはよう。琴音ちゃん。調子はどう?」

「今日は、凄く楽になってる。

今日、お散歩行っても、良い?」

「えぇ。良いわよ。

ただし、検査の時間には、戻って来てね。」

「・・・分かりました。」

はぁ。

まただ。

看護師さんは、私達の事を思っているように見えるけど、

全然、思ってない。

いつも、『早く、退院すれば・・・。』

って、顔してる。

私は、私なりに、頑張っているのに。

「う~ん。お外はやっぱり気持ちいいなぁ。」

あれ?

なんか当たった?

サッカーボールか、なぁ?

「おぉ!!ごめんごめん!!

それ、拾ってくれて、ありがとう!!

キミ、名前は?」

「星宮 琴音(ほしみや ことね)ですっ。」

「そっか。

俺は、神月 昴(かみづき すばる)だ。

よろしくな!琴音!!」

「ふぇ!!いきなり呼び捨てですか!?」

「え!?嫌だったか?」

「いえいえいえいえ!!!

そんなこと・・・ない、です。」

「良かった!!

そういやぁ、こんな時間まで、居て良いのか?」

「あ!!

検査の・・・時間。」

「行ってこいよ!!

また、明日な!!!!」

「は・・・はい!!」

はぁ、こんなに楽しく話したこと、珍しいなぁ。

話すって、こんなに楽しかったかな?
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