触れて、抱きしめて、あなたのモノ
会おう、と決めてからは即行動した。


彼は私の勤務を知らないけれど、私は彼の勤務を知っている。日曜は固定休だから各週1日ずつ休みの日を覚えるだけでいいから、チェックも簡単。


今日は……仕事のはず。現在の時刻は、午後3時。うん、今から行けば調度いいよね。


財布と携帯を鞄の中に投げ込み、テーブルに置いていた車のキーに手を伸ばし……やめた、今日はこれはいらない。合鍵だけを荷物に追加した。


“早く帰ってね”それだけメールを送り、電車で彼の家へと向かった。


駅と彼の家の間にあるスーパーで少し買い物をした。料理が苦手な私だけど、今日はご飯を作って待っていよう。


朝バタバタと仕事に行ったんだろう、珍しくキッチンとリビングは散らかっている。脱ぎ散らかしてあった洋服を洗濯し、キッチンも片付けて、彼の帰りを待つことにした。


早く帰って来ないだろうか……


夜勤明けで少しだけ寝た状態で動きまわったからか、急激に疲れを感じ、少しだけと思いソファに横になった。
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