俺様な日向くんとラブバトル⁉︎
終業式の間、いつも長く感じる校長の話も短く感じ、女子の甲高い声もうるさく感じなかった。
時間ってこんなにも早かったのかと思うくらいあっという間に過ぎ、学校が終わった。
教室からだんだんと人が減り、とうとう俺一人になった。
緊張でじんわり汗ばんでいる手をギュッと握りしめ、教室で待っていた。
ーーガラガラッ
実里だと思い、ドアの方を見ると
「は、日向くん一人?人を呼び出して呼び出した本人がいないって何なの。」
教室に来たのは、松川雅だった。
かなりイライラしながら、俺の前の前の席に乱暴に座った。
なんでこいつが……?
ーーガラガラッ