俺様な日向くんとラブバトル⁉︎
伊吹side



何ヶ月ぶりに聞く懐かしい声が聞こえる方を見た。




「今日用事ある?」



「ねえけど。」



「じゃあ、学校終わったら教室に残っていて。」



「分かった」




俺の返事を聞くと、自分の席に戻った実里。






松川とキスしてしまった罪悪感、実里にちゃんと話さなかった後悔から今までずっと避けていた。



このままではダメだと思っていても実行するのはすごく難しかった。





実里から話しかけてくれたからこのチャンスを逃すわけにはいかない。




あいつに幻滅されようと嫌われようとちゃんと話す。





もう逃げない……。







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