俺様な日向くんとラブバトル⁉︎
伊吹side




目の前の人たちに俺だけじゃなく、クラスの奴らもビックリしていた。



昨日まで、こいつ1人で昼飯食べていたよな?




「実里、これ自分で作ったの⁉︎」



「そうだよ。お母さん料理教室の先生していて、教えてもらったんだ。」




学年で嫌われている吉村に友達が出来た……




「あ、はい。日向の分。」




俺の分の弁当を渡すと食べ始めた。



ふーん、ちゃんと作ってきたんだ。




「何こっちをジロジロ見ているのよ。」




プチトマトを口に放り込みながら、睨んできた。




「お前何で1人じゃねぇーんだよ。」




弁当の蓋を開けて、卵焼きを食べた。



うまっ。



俺甘い卵焼き無理だからいつもだし巻きだけど、このだし巻き今までで一番うまい。




< 37 / 232 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop