あなたともう一度触れ合うための方法
「・・・翼くん、ごめんね。翼くんが本当に私を大事にしてくれてるって心から伝わってくる。それなのに、拒絶しか出来なくて本当にごめんなさい。私にもどうしていいのかわからないんだ。心は泣いている翼くんを抱きしめてあげたいのに身体は動かない」



「謝るなよ。美優は何も悪くない。悪いのは全部、全部俺なんだ。俺が・・・」




床を大きく打ち付ける音が部屋中響く。翼くんが拳を作り床を何度も何度も殴りつける。



止めなくちゃいけないのにそれすらも出来ない私は本当に彼女失格だよ。翼くんの手が赤くなっていくのに黙って見てるしか出来ない。



「翼くん!やめて。私、そんな風に傷つける翼くんですら止めることも出来ないよ。でも翼くんと別れるなんて出来ないよ。だって、だって私、翼くん大好きだもん」



「美優・・・」
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