どうしようもないくらい好きでした(仮)
暖かな暖房のきいた部屋の中。
近所のホームセンターで購入した小さなクリスマスツリーを飾った。
陸の部屋がより一層オモチャ箱のように見える。
クリスマスツリーだけが、部屋の雰囲気から浮いてしまっていた。
それでもチカチカと光る小さな電球は、私達に少しばかりの癒やしを与えてくれる。
陸は、まだ日の光で部屋が明るいうちから、何度も電球を付けたがった。
付いているのかどうかも、よくわからないのに。
何にでも興味を示す子供のようだった。