甘々ヤンキー君と極上恋愛




「うん、楽しんでくるね!」





あったかい......。






「さーくーらー!!!」




控え室の扉をバタンッと勢いよく
開けてきたのは......もちろん由奈





「由奈、静かに!
他の人もいるんだから」



「あ、ごめん!
それよりもうすぐだね!
応援してるからね、もうやる気満々だからね、いけいけ桜だよ!」





鼻息荒く興奮気味の由奈に苦笑する




やる気満々って、何をやるんだ.....

いけいけ桜って......






でも由奈のおかげで緊張がほぐれた



肩の力が抜けた気がする





「.....ありがと」




ボソッと呟くように言った言葉は
由奈にきっちりと拾われていて




「桜にお礼言われちゃったっ」



なんてキャピキャピ喜んでいた
< 412 / 441 >

この作品をシェア

pagetop