嫌いなアイツと屋根の下
「おーい。今日の日直誰だ?」
ん?……日直……
うわっ、あたしだやば……
「……はい、あたしです」
恐る恐る手を上げる。すると後ろから
「あ、すみません。僕も日直です」
げぇぇぇっ……
結城 彼方だ……
アイツも日直だったこと忘れてた……
ほんとうに、ついてない
「そうか。結城と、河原崎か。この、授業で使ったもの化学準備室に置いてきてくれないか?頼むぞ」
と、化学教師が教室から去っていく。