あたしの証~番外編~
「いいの、ゆうやの顔見られただけで。
仕事の事とか話す事たくさんあるでしょ?」

「……すみません」

「ふふ、それじゃまた来るわね。ゆうや」

「ああ、ありがとな、りな」


りなはニコニコしながら、病室を後にした。


残された咲夜は、どうしたらいいのかわからないらしい。


「…咲夜、少しだけ店よろしくな。拓海にも連絡はしたけど」

「はい、それは任せて下さい」

「くく、これぐらいのハンデがないとな」

「なっ!ゆうやさん、見てて下さいよ!ハンデ与えた事後悔させますからね!」

「楽しみにしてるわ」


俺の軽口に咲夜は口を尖らせる。
だけど、すぐに顔を見合わせて笑った。



「俺、多分一生ゆうやさん抜けないです」

「当たり前だ。抜かせる前に辞めてやるわ」

「ええ。勝ち逃げずるいっす」

「その前に、きっとお前が独立するだろ」

「え?」


俺の言葉に、咲夜は素っ頓狂な顔を見せる。
…考えた事ないのか?
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