あたしの証~番外編~
復讐しようにも、どうしたらいいかわからない俺は。
中学を卒業して、哲と同じ高校に進んだ。
そこでも、哲はすぐに有名になって、一緒にいた俺も有名になっていた。
「ねぇ、夏樹。
最近、あんま遊ばなくなったよね。
どーしたの?」
昼休み。
屋上で寝てると、哲がそう言う。
「んー?
すること見つけたから、興味なくなった」
真っ青な空を仰ぎながら俺は答える。
「何、それ!
女より興味あることって何!!!」
俺の顔を覗きこむ哲。
本当に哲の頭の中の大多数を性が占めてるんだな。