意地悪男子の優しい理由。
意味わかんない!
ーーガラッ


2年5組のドアを力一杯開ける。



みんなの視線が一斉にこちらにむく。



その視線から逃げるように自分の席に座る。


「夢生!遅かったね?」


今声をかけてくれたのは、私の前の席にいる、小学校からの友達、鈴原南【スズハラミナミ】だ。



要するに幼なじみ。



ちょー美人だし、性格もよし。



頭もいいし、頼りになるし男子からも女子からも人気がある。



あたしとは正反対の性格だ。



「おはよ…。今日もかわいいね…!」



「なにいってんの…。あんたも朝からキュ ートだよw」



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