素直じゃなくて何が悪い



水飲み場で水を飲んでいると、後ろから

「さ~く~ら~」


という詩帆の声が聞こえた。


「お疲れ様、咲良。」



「ありがとう。」



「それにしても工藤くんの実況すごかったね。」


「実況....?」


集中していて、工藤くんの実況に耳を済ませている余裕はなかった。


「なに、やっぱり工藤くん、実況できてなかった!?」


「あー、うん。あれ、赤かな?青かな?まぁどっちでもいいけど頑張って下さいとか言ってた。」


それを聞いて思わず苦笑する。まぁ工藤くんらしいっちゃらしいんだけど。


「それより咲良のときの実況!!」


んっ?


「なんか緊迫した感じで、いけっ!咲良!越せっ!がんばれ!ってもう咲良しか目に入らなかったみたい。」


ほとんどの人があんたらがデキてるって分かったんじゃない?なんて言うから私は名実通り顔から火が出た。
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