妖精と精霊と人間と
北斗が元の姿に戻ると、風流の周りをブラウンの光が包んだ。数秒後、その場には風流ではなくブラウニーがいた。ボブゴブリンと言われる、家事が好きで一生懸命に働く妖精の一種だ。身長は九〇センチメートルくらいで、髪はクシャクシャ、肌の色は茶色で、その服はボロボロだった。
「えっ・・・?ふうりゅうさん?それに、北斗・・・なの?」
美香がその場に座り込んで目を丸くしながらそう言うと、北斗はにっこりと微笑んだ。
「うん。こっちでの名前は、ノース。ノース・グリード・スター。あんまり、変わり無いかな?」
「大有りだぜ?ったく・・・」
明がため息交じりに動揺を隠すように悪態をつくと、美香が目をキラキラと輝かせた。
「超カンドー!北斗、こんなに格好良かったんだね!いっつも格好良いけど、これの方がもっともっとずーっと格好良いよ!」
そう言って、ニカッと笑う。これを、一息で言ってしまうんだから、興奮状態にある女の子とはすごいものである。この時、明と北斗はそう思っていたことだろう。
「えっ・・・?ふうりゅうさん?それに、北斗・・・なの?」
美香がその場に座り込んで目を丸くしながらそう言うと、北斗はにっこりと微笑んだ。
「うん。こっちでの名前は、ノース。ノース・グリード・スター。あんまり、変わり無いかな?」
「大有りだぜ?ったく・・・」
明がため息交じりに動揺を隠すように悪態をつくと、美香が目をキラキラと輝かせた。
「超カンドー!北斗、こんなに格好良かったんだね!いっつも格好良いけど、これの方がもっともっとずーっと格好良いよ!」
そう言って、ニカッと笑う。これを、一息で言ってしまうんだから、興奮状態にある女の子とはすごいものである。この時、明と北斗はそう思っていたことだろう。