妖精と精霊と人間と
 四人は、次に防具屋に向かった。盾や鎧、兜やローブなどが売っている。
 そこで明は、頭と横顔を守れる鉄兜と、青銅を重ね合わせて作った青銅の盾、厚手の鉄板を重ねて作った頑丈な鉄の鎧を購入し、装着した。
 美香は、厳選されたシルクで織られた絹のローブ、エルフが織ったといわれる神秘のマント、ブルーサファイアの埋めこまれた祈りの指輪を購入し、装着した。
 「ありがとよ、北斗。」
 「ありがとねー♡北斗、風流さん♪」
 「ううん、良いんだよ。もう、夜になるから宿に入ろうか。」
 北斗がそう言って空を見上げると、空が夕焼けに染まっていた。なんとも美しい、朱色と群青色のコントラストだった。
 「綺麗ねー。」
 宿の一部屋に入った四人は、窓から空を見上げていた。
 「そう言えば、風流・・・いや、ブラウン。何故、僕を又ココへ?父上と兄上が居れば、大丈夫なんじゃなかったのか?」
 北斗がそう言って風流を見詰めると、彼女はその理由を説明し始めた。
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